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それが恋だった。

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それについてはまた改めて書くとして、桜が散る前に。


数年前のブログでも書いたことがあるのですが、
わたし満開の桜がとても苦手なんです。
なんだか気が狂いそうになる。
美しすぎて怖いのか。
散りゆく姿が嫌なのか。
なんにせよ桜が咲く時期に起こった出来事は必要以上に強い思い出になってしまうから
なんだかとっても心揺さぶられて困るのです。


この坂口安吾の短編の冒頭はそんなわたしの気持ちを文章にしてくれている感があり
桜が咲くと読んだり読まなかったりするのですが、
今年はこんなアンソロジーを見つけてしまいました。


先述の『桜の森の〜』が収められた、川上弘美さんの選んだ
恋愛に関する八編で紡がれた一冊です。
川上弘美も好きなので、どれ読んでみましょうと読み進め、
ある物語のワンシーンに大人になったわたしは頭をガンッと殴られました。



『「また会ってください。」

私は言って、彼女の手を握った。

どうしてもどうしてもさわりたくて、気が狂うほど、もういてもたってもいられなくて、

彼女の手に触れることができたらもうなんでもする、神様。

(中略)

思い出した。本当はそうだった。何となく気があるふたりがいて、何となく約束して、

夜になって、食べて飲んで、どうする?となって、今日あたりいけると

お互いが暗黙の打ち合わせをしてる、というものではなかった。

本当はただたださわりたくて、キスしたくて、抱きたくて、少しでも近くに行きたくて

たまらなくて一方的にでもなんでも、涙がでるほどしたくて、今すぐ、その人とだけ、

その人じゃなければ嫌だ。それが恋だった。思い出した。』


中学生の時に読んだよしもとばなな『とかげ』の一節です。

昔に読んだ本の内容は、概要は覚えていても細部は忘れてしまう。

そして大人になると感じ方も違う。

正直、大人になると好きになったり付き合うひとに「条件」的なものを求めてしまう。
婚活流行りのこの御時世、その風潮は更に高まっている気がする。
踊らされていないつもりでいたのに踊らされていた自分に気づいた。


これからこの先また恋をするとしたら、この『とかげ』みたいな気持ちになるもの以外
わたしは恋とは呼ばないことにしよう。

恋じゃないものはするかもしれないけどね。
「さみしいから誰かといたい。」
そんな感情は誰しもにあるし。


とりあえずもうすぐ桜が散ります。散ってくれます。
また心穏やかになれる日が来ます。

桜がまだ残っているうちに、上記の二冊
気になったひとは読んでみてくださいね。



たばさ * - * 06:34 * comments(3) * -

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コメント

ワタシの場合、桜が咲くと感情爆発します。
元々冬季鬱病で、冬は全くダメダメで、桜の開花で一気に生き返ります。
お花見は、復活の儀式です。大騒ぎします。
そして、紅葉が落ちると、またダメ人間になります。
セミと基本的に同じです。
さすがに27年間も鬱病やって、仕事したり3日で辞めちゃったりしてると、結婚なんてできないので、未婚のまま52歳です。
でも、まぁそれはそれでヨイのですが。
しかし、去年の3月19日に、手賀沼公園に桜一輪咲いてるの見つけた日に、おふくろが階段から落ちて大腿骨骨折入院手術して、4ヶ月後に退院したあと、ずーっと家事、介護です。
最近ボケはじめました。在宅で仕事してたけど、今全く仕事できません。
家では、感情押し殺して、淡々と日常を「処理」します。感情出すと、妄想おふくろに絡まれて、メンドクサイ事になるのです。

だから、今はライブに行って、ピョンピョン跳ねて、一緒に歌って、感情暴発させないと、自分のアタマがね。
こんなメンドクサイワタシが、SCARLETのライブ行ってもヨイ?
Comment by つー @ 2014/04/06 8:00 AM
(^O^)/束紗さ〜ん おはよう

めっちゃ、複雑や〜( ̄◇ ̄;)

文学だな。桜が苦手なんて。それは…いつか、綺麗だなと眺める事が出来たら良いんだけど

俺も未婚なんで素敵な恋をしたいなぁ。
Comment by のりりんLVR-GTIR改お疲れいな @ 2014/04/06 9:55 AM
アンソロジーの方を探してみようと思います。
尊敬する野坂昭如先生の書く恋愛ものにも興味津々です。

ありがとうございます。
Comment by 立開“ガイ☆”生悟 @ 2014/04/07 9:50 AM
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