先日、スタジオの最寄り駅で怪しい物産展みたいなのが催されていました。
その日はリズム隊練習で私とつとむくんの二人だったもんで、絶対ただでは帰れないと分かりつつも二人というフットワークの軽さも手伝い、うちらはその一角にある縁起置物みたいなコーナーに足を踏み入れ、購入したのがこのフクロウならぬ『不苦労』。
まぁお察しの通り、怪しくも陽気なオッチャンにいいくるめられたんですわ。
「苦労しらずになるよ。まぁ甘い考えっちゃけどな?」というステキトークに、一羽250円のところアベック価格二羽300円ときたら、買わないわけにはいかんめぇ。(オッチャンは私とつとむくんをアベックと決めつけていて、最初は「来年辺り良い家族になれるように」と子供つきフクロウ家族を売りつけようとしていた。)
しかし気付くべきだったのです。フクロウの売り手であるオッチャンが、うちらにフクロウを買わせる際けっこう苦労していたことに。
そして昨日またリズム隊で練習に入ってきたんですが、前代未聞スタジオなのに下の階から苦情という苦労に見舞われました。
束「どういうことですか?今までは何も言われたことないんですが。」
スタジオの人「いや、たまにあるんですけど、今回は結構深刻でして…」
束「リズム隊だけでそんななら、バンド練習なんて出来ないじゃないですか!」
ス「正直、お客様のベースの音は響きすぎます!キビシイです!」
……ガーン。
その後つとむくんと、練習スタジオ変えるかそれともベーシスト変えるかのミーティングを開いたことは言うまでもありません。
生きづらい世の中になってきたよ、オッチャン…。
では最後に一句。
フクロウは 結局箱から 出してません
束紗罰あたりの俳句。
急いで出しまーす。