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SCARLET解散のご報告。

いつも林束紗を応援してくださる皆様並びに関係者の皆様へ

 突然の解散発表に驚かれた方、
最近まったく露出がないので心配してくれていた方、
いまから綴るのはあくまでわたし個人の気持ちであることをご了承ください。

SCARLETの解散について、多くの方々
ー特に今年デビュー十周年を祝ってくれたみなさまー
は「なんで今更!?」という戸惑いが隠しきれないと思います。
わたしがファンでもそう感じると思います。
けれど、結成から数えると13年という月日の中で、
SCARLETは決して順風満帆ではなかった。
それでも続けてこられたのは、応援してくれるファンの声援と、
積み重ねた時間に付随する思い出、そしてSCARLETへの愛があったからです。
解散理由はひとつではない様々な要因があると思いますが
そのすべてをひっくるめて言うなれば、本当に『潮時』。それに尽きます。

SCARLETとして皆様から受けた愛情は一生の宝物です。
失くさないように大切に箱の中に納めさせてください。
そして時々取り出して眺めさせてください。

わたしは「これから」を日常使いしていきます。
解散ライブも行わないこと、本当にごめんなさい。
けれど過去をウダウダ言うよりも、
これから先のいい話を、わたしはみんなとしたいのです。

音楽活動を休んでいる間、ひとりでいろいろなことを考えていました。
解散することになって、やっぱり一番浮かぶのは、これまでSCARLETを
応援してきてくれた人たちの顔です。
悲しむかな、とか、最初はマイナスなことばっかり。
でも抵抗虚しく解散は免れられない。
じゃあどうしよう。
わたしに出来ることはなんだ?

やっぱりベースを弾くことでした。

ここだけの話ですが、夏以降わたしは
ベースに触ることさえしていませんでした。
もうほんとにそんなダメダメな状態でした。
もう何もかもやめてしまおうと思った。

でも、引っかかる。これはなんだ?

想像の中で泣いたりガッカリしたりしているファンの人たちの顔の隙間から
違う顔が見えた気がする。あれはなんだ?

考えて考えて頭の中を掘り散らかした末に出てきたのは、
これまでわたしのベースを聴いて「カッコイイ」と言ってくれたみんなの顔です。
こっちは想像の産物ではなく、実際に目にしたもの。
想像と現実、どっちが再び起こりえることかって話です。

またベースを弾こう。音楽を続けよう。

そう思えたのは本当にいままでベーシスト林束紗を評価してくれた
皆様のおかげです。

SCARLETというデパートは閉店しますが、その中の一店舗であった
ベーシスト林束紗のリニューアルオープンをどうか楽しみにしていてください。
独立は心細いけれど、応援してくれるみんながいればきっと大丈夫です。

長年大切にしてきた大きなものを手放します。

前に進むために。


最後に。
SCARLETを愛してくれたみんなに、本当にたくさんたくさんたくさんの感謝を。
林束紗には会えるので、よかったらまたどこかで同じ時間を過ごしましょう。
その時は絶対に笑顔でね!


2014年12月28日 SCARLET Bass&Vocal  林束紗










 
たばさ * - * 18:00 * - * -
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